イソフラボンが、大人ニキビやニキビ跡の
改善に効果があると聞いたことがありますか?
大人ニキビに悩む人なら一度は聞いたことが
あるのではないでしょうか。
長年大人ニキビに悩み、
顏一面に広がったにきびを治したい一心で、
お金も時間も労力も惜しまず費やしてきた
私の経験から言わせていただくと
どの方法がご自身に合うかわからないので
お肌や体の害にならないことなら
何でもひとまず試してみることが大切です。
イソフラボンはニキビに限らず
健康に良いとされる栄養素の一つですから
トライして損はないと思います。
大人ニキビも小さなうちはまだマシですが、
悪化すると化膿して赤く腫れ、
なかなか治りにくくなってしまいます。
また、そのような重症化した大人ニキビは
治った後もニキビ跡になりやすいです。
そうなる前にできるだけ早く手を打つ
必要があります。
イソフラボンを食物から摂取する以外に、
サプリメントや化粧水なども
大人ニキビやニキビ跡に効くのでは?と
注目されています。
でも、実はイソフラボンが大人ニキビや
ニキビ跡に効果を発揮するためには
ある必須条件があるそうです。
さて、それは一体何でしょうか?
イソフラボンが大人ニキビやニキビ跡に効果があるのはなぜ?
イソフラボンとは?実は知らない正体
イソフラボンといえば大豆を思い浮かべる人
が多いのではないでしょうか。
イソフラボンはマメ科の植物に多く含まれる
ポリフェノールの一種です。
そもそもポリフェノールは何かというと
植物が光合成をするときに出る物質で、
樹皮や木の葉、花などに含まれる渋みを持つ成分です。
一時期赤ワインがブームになったのは
このポリフェノールが美肌や健康に良いと
話題になったからです。
お茶に含まれるカテキンや
ブルーベリーに含まれるアントシアニンも
ポリフェノールの一種だそうです。
このポリフェノールに共通している
ポイントは「抗酸化作用と殺菌効果」です。
私たちの体では常に
活性酸素が発生しています。
食生活の乱れ、紫外線、ストレスなど
活性酸素の原因はたくさんあります。
活性酸素の働きを抑えることで
皮脂のバランスを整え、
血液をサラサラにして
お肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーを
活性化することができます。
細菌はニキビにとって大敵ですから、
その発生を抑えることで
大人ニキビの悪化や肌荒れを防ぐこともできます。
またターンオーバーを活性化することで
お肌の細胞が新しく生まれ変わりやすくなり
ニキビ跡を薄くしやすいとも言えるわけです。
イソフラボンで注目すべきエストロゲン
そもそもなぜイソフラボンが
これほどまでに注目を集めるかと言えば
女性ホルモンの一つであるエストロゲンと
構造が似ているからです。
エストロゲンの分泌量が減ると
コラーゲンやヒアルロン酸が作れなくなります。
新しい肌を再生しようとする
肌本来の働きも鈍くなり、
皮膚が乾燥してダメージを受けやすくなります。
そうなると、待ってました!とばかりに
大人ニキビや肌荒れの登場です。
ですから、エストロゲンの減少分を
イソフラボンが補足してくれると
ニキビはできにくくなるのです。
また、大人ニキビの原因の一つに
ホルモンバランスの乱れがあります。
私の場合もそうでした。
イソフラボンが素晴らしいのは
エストロゲンの分泌量をコントロールして
ホルモンバランスを整えてくれる点です。
皮膚科から処方されるホルモン調整薬を
毎日飲み続けるよりも、
大豆料理から栄養素を取り入れる方が
健康にもニキビ予防・治療にもずっといい!
納豆や豆腐はもちろん、
お醤油やお味噌からもイソフラボンを
摂取することができるんですよ。
大人ニキビやニキビ跡を改善するために
毎日の献立にぜひ取り入れてみてください。
イソフラボンのデメリットは?摂取する時の注意点
メリットばかり並べると
何だかとても効果が期待できそうな
イソフラボンですが、
デメリットはないのでしょうか?
実はイソフラボンにも弱点があります。
せっかく大人ニキビやニキビ跡の改善に
効果がありそうな栄養素なのに、
そのチャンスを無駄にするのはもったいない!
イソフラボンの弱点を知り、
摂取の時に注意するようにしてください。
イソフラボンは腸内環境が整っていない人には効き目なし!?
イソフラボンが大人ニキビ・ニキビ跡に
効果があると聞いて、
毎日納豆などの大豆食品を積極的に
食べているのにあまり改善が見られない、
という場合もあるでしょう。
もちろん、夜更かしばかりしていたり
スナック菓子を欠かさなかったり
ニキビに悪い生活習慣が原因になっている
人もいるかもしれません。
でも大人ニキビやニキビ跡に悩んでいる
ほとんどの人は生活習慣から食生活から
様々な面において気を付けているでしょう。
正直、そんなにすぐに治る大人ニキビや
ニキビ跡なら悩みも軽いはずです。
なかなか治らない、治りにくいからこそ
悩み苦しむのが大人ニキビとニキビ跡なんですよね。
当然、朝昼晩納豆を食べたからと言って
一晩で症状がよくなるわけではありません。
しかし、少しでも早く治したい一心で
噂に聞いたイソフラボンを積極的に継続して
摂取しているのに…という人は、
一度ご自身の腸内環境はどんな状態か
ふり返ってみることも大切です。
なぜなら、腸内環境が整っていないと
どんなにイソフラボンを摂取しても
吸収できないそうです。
言われてみると当たり前かもしれません。
「あ~っ、便秘が続いてニキビができちゃった!」という経験はありませんか?
便秘になると必ずニキビが出るというわけ
ではありませんが、
腸の中に悪玉菌が増殖したら
病気の原因にもなる有害物質が発生し、
血液ドロドロでトラブル肌になりやすいのです。
悪玉菌だらけの環境に、どんなに優秀な
イソフラボンが入っていったとしても
確実に悪に負けてしまいますよね?
腸内環境を良い状態に戻すために、
善玉菌を増やす食べ物を積極的に摂る
ことは効果的です。
腸と肌の関係は切っても切れない腐れ縁。
腸は消化器官ですから、
食べ物が直接関係してきます。
イソフラボンの働きを、
大人ニキビやニキビ跡の改善に
役立てたいと考えるなら、
そもそも論になってしまいますが、
まずは腸内環境を整えて
イソフラボンを吸収しやすい腸内環境に
改善しなければなりません。
腸内環境が改善されれば
イソフラボンが有効に働いてくれます。
腸内の善玉菌を増やすためにも
力を発揮してくれる強い味方になるでしょう。
大人ニキビもニキビ跡も手ごわいので
しっかりと体内の環境を整えて、
体の中からきれいにしていくことが大切です。
イソフラボンの過剰摂取は要注意?
イソフラボンの過剰摂取は危険という意見も
あって、心配になったので調べてみました。
早く大人ニキビやニキビ跡を改善したいが
ために、イソフラボンを摂取しすぎると
お肌や体に有害なのでしょうか?
厚生労働省や農林水産省のイソフラボンに
関する記事を読んでみました。
大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の
上限値は、大豆イソフラボンアグリコン
として70~75mg/日と設定されています。
具体的には1日40~50mg程度が適量で
特定保健用食品としての大豆イソフラボンの
安全な一日上乗せ摂取量の上限値が30mg/日
とのことです。
通常日本人が食品として摂取している
イソフラボンの量は15~22mg/日で
長い間変動がほとんどありません。
日本人は昔から、味噌や納豆などの大豆食品
を日常的に食生活で摂取しているので
わざわざサプリメントなどでイソフラボンを
摂取する必要はないようです。
だいたい納豆パック1つでイソフラボンの
含有量は40~45mg程度なので
1日納豆を1パック食べれば十分です。
基本的に毎日約20mg程度の摂取量なので
MAX70~75mgまでにはかなり幅があり、
過剰摂取とまではいかなそうです。
また、豆腐や納豆等の大豆由来食品を食べても
問題はないかとの問いに、
日本人は、豆腐、納豆、煮豆、みそなどの「伝統的な大豆食品」について、日常の食生活における長い食経験があり、これらの大豆食品を食べることによる大豆イソフラボンの健康への有害な影響が提起されたことはなく、心配する必要はありません。
出典:厚生労働省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」
と明記されています。
先程もお伝えしたように
イソフラボンは女性ホルモンの一つである
エストロゲンと構造が似ています。
そのため、女性にはホルモンに多少の影響が
出ることがありますが、重症の病気になる等
の心配は必要ないようです。
閉経前と閉経後の女性でも違いがあり、
妊婦も含めて
日常の食生活で豆腐や煮豆など大豆食品を
他の食品とバランスよく摂取することが
大切のようです。
ですから、普段あまり大豆食品を食べない
場合は、大人ニキビやニキビ跡改善のために
大豆食品も積極的に摂取するようにすると
よいのではないでしょうか。
その他参照文献:
農林水産省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」
内閣府食人安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」
イソフラボン化粧水は大人ニキビやニキビ跡に効果があるの?
イソフラボン化粧水も気になりますが、
化粧水に関しては賛否両論があります。
直接大人ニキビやニキビ跡に効果を
もたらすというよりも、
トラブルを抱えたお肌を鎮静化する、
乾燥を防ぎ保湿効果をもたらすなど
間接的な効果が一般的ではないでしょうか。
一度試してみて、
- 刺激が強すぎないこと
- 肌がべとついて皮脂を詰まらせないこと
を確認し、ご自身の肌に合うようなら
継続して使ってみるといいと思います。
まとめ
イソフラボンか~。僕も10代の頃のニキビ跡がひどくて悩んでるから参考になった。納豆は嫌いだけど大豆食品をもっと食べることにしようっと。
腸内環境が整っていないとせっかく摂取したイソフラボンも役に立たないなんて、やっぱり腸活が大切だね!私も大人ニキビがたまにできるから気を付ける。