豆苗(とうみょう)ブームは少し前に去り、
スーパーでも地味な場所に追いやられている
ことが多いですが、
- 栄養満点で美容健康にはもってこい!
- 食べ終わっても自分で栽培できて
2度、3度楽しめる! - 育て方も簡単で誰が育てても失敗しない!
- 以前よりは少し値上がったけど、
100円ちょっとでコスパ最高!
という、長所だらけの実力派野菜です。
もうだいぶ前に
「カイワレを大きくしたような
緑黄色野菜でおいしそう!」
と一目惚れして購入してみてから
その爽やかな味わいと育てる楽しみにハマり
すっかり豆苗ファンになりました。
ブームが去ってからも、少し値上げされても
ずっと好きで、リピし続けてきました。
最近不況のせいか、野菜売り場で
少し目立つ場所に置いてもらえるように
なってきたような気がします。
人気復活の兆しかな???
もやしには負けるけど、
豆苗もお財布にやさしいから
不景気の今、節約上手な人の支持を
取り戻しているのかもしれません。
豆苗ファンとしては嬉しい限り♪
「お野菜欲しいなぁ。でもちょっとお高いのは
手が出ないなー。」というときに
ぜひ豆苗を思い出し、一品に加えてあげてください。
豆苗とは?
豆苗(とうみょう)は
エンドウ豆の若菜で、マメ科の野菜です。
エンドウ豆のまだ若い葉と茎を食べる
豆+葉物野菜=緑黄色野菜、
それが「豆苗」です。
今から10年程前でしょうか。
緑黄色野菜界に颯爽と現れ、
地味ながら実力派として君臨した豆苗。
おいしいだけじゃなく
栄養価も高くて、
しかも安価でコスパが最高。
新型コロナウィルスの影響で
経済的にも苦しくなってきた昨今、
栄養価が高く節約にもなる実力が見直され、
スーパーではすでに売り切れていることも
増えました。
豆苗はどのくらい栄養があるの?
「豆苗は栄養が豊富」と言われても、
どれくらい栄養価が高いのか
イメージが湧かない人も多いことでしょう。
一般的に大豆などマメ科の植物には
豊富な栄養素が含まれていることは
常識ですが、
そんな豆と青々とした新鮮な葉の
栄養素を合わせ持つ
素晴らしい緑黄色野菜です。
日本食品標準成分表によるとその栄養価は…
- ビタミンCがほうれん草の2.1倍!
- β-カロテンがブロッコリーの5.8倍!
- 食物繊維がジャガイモの2.4倍!
だそうです。
この若々しい細身の茎と小さな葉に
秘めたパワーはすごいですよ~。
その他にも日頃あまり聞かないビタミンKや
ビタミンE、定番のビタミンBも
多く含んでいます。
ビタミンKには骨を丈夫にする働き、
ビタミンEには抗酸化作用、
ビタミンBには代謝を良くする働きがあります。
このように「豆苗」は長所だらけの
優等生野菜なのです。
日本では定番野菜と比べて
まだ新しい野菜のように感じますが
中華料理では古くから使われていたそうです。
研究開発が進み、やっと日本の食卓にも
豆苗が登場することになったようです。
豆苗はクリーンな環境の工場で
無農薬で栽培されている物がほとんど
ということで、衛生面でも安心ですね。
豆苗のレシピが豊富で食べ方にも困らない
豆苗の長所はたくさんありますが、
当然野菜、食べ物ですから
重要なのはおいしさですよね。
緑黄色野菜にはクセのある味が個性的で
おいしいと言われる仲間も多いのですが
豆苗にかぎっていえば
どんな人でも食べられる
クセのない味が魅力ですね。
つまり、美味しい!
若菜なので柔らかくて食べやすい。
柔らかくて甘みがあるのに、
歯ごたえもあってシャキシャキ!
そのギャップにもはまります。
サラダはもちろん、お鍋や汁物、
パスタや、炒め物やおひたしなど
生でも調理しても両方おいしいんです。
レシピのレパートリーが広いと
重宝しますよね~。
だいたいのレシピが簡単にできるもの
なのでクックパッドなどで検索して
好きなレシピを見つけてみてください。
豆苗は自分で栽培可能!育て方はとても簡単!
豆苗の魅力は付きません。
私が気に入っている理由の一つが、
自分で栽培できて再収穫できる点です。
なんと嬉しい!おいしいおまけ付き!
つまり食べた後もお水だけで自家栽培して
芽が出て来たらもう一度食べられるんです。
豆苗の栽培には土が必要?
豆苗栽培なんて私にもできるの?
そもそも土を準備するなんて
どうしたらいいかわからないし…
という人も、食べ終わった豆苗の残りは
捨ててはいけません!
残った根と豆を水に浸して、
毎日お水を取り替えるだけで
簡単に新しい芽が出てくるので誰でもできます。
しかも育てるのが楽しい♪
豆苗の育て方
スーパーで買ってきた豆苗を袋から
取り出し、この辺で切ります。
切った後の葉と茎は調理して
すぐに食べます。
一方で、切り取った後の残りは軽く水洗いし
いちごパックなどの容器に入れて
水を注ぎ、日の当たる窓際に置きます。
あとは毎日新鮮な水に取りかえるだけです。
どうですか?簡単でしょう?
豆苗を育てる容器は?
私は最初いちごパックで栽培していました。
しかし、パックは結構薄くて柔らかいので
台所で水の入れ替えをして窓側まで運ぶ際に
持ち運びが不安定で水がこぼれることがありました。
そこで次に、タッパーで栽培しましたが
少々小さくて豆苗が窮屈そうだし、
すぐに水を吸い取ってしまって水不足になりがちでした。
その学びから、今はグラタン皿に入れて
育てています。
幅にゆとりがあってちょうどいいし、
陶器なので安定感があって
水の入れ替えも、窓側に運ぶ際も安心です。
豆苗栽培に適切な水の量は?
豆苗栽培で大切なのは水の量と日の光です。
豆苗を育てている容器の深さにもよりますが
私は白い根の部分が水に浸かるくらい
なみなみ入れるようにしています。
豆や茎の部分に水がかぶると
根腐れしやすく、カビも生えやすいです。
水だけで育つので、あっという間に水を
吸い取ってしまいます。
ちょっとわかりにくいですが、
ほとんど水を吸収してしまったのがこちら。
朝に容器の8割くらいに水をたっぷり入れた
のですが、夜には容器の2割くらいしか
水が残っていません。
根が湿っていれば夜に水が減っていても
大丈夫でしょう。
過剰に水を与えすぎると
根腐れの原因となります。
根までカラカラに乾燥させるとよくない
と思いますが、私は基本的に1日に1回
朝に水替えをするだけです。
豆苗の育て方で気にすべき日当たりは?
先程豆苗の栽培には水の量と日の光が
大切だとお伝えしました。
日当たりが良い場所に置くことが基本ですが
直射日光はよくないので注意してください。
私は曇りの日も雨の日も
毎日ベランダの近くに置いています。
豆苗は太陽のほうに向かって
ぐんぐん育ちます。
翌日は逆向きの置いてみると、向きを変えて
必ず日光に向かって伸びていきます。
ひまわりがみんな太陽の方に向かって
咲くのと同じです。
植物にとっては当たり前のことですが、
生命力を感じて愛おしくなります。
豆苗の育て方で注意すべきは「カビ」
豆苗の栽培には土は必要なく、
水を毎日取り換えるだけでとても簡単。
あとは直射日光を避けて
日当たりのよいとことに置いておくだけです。
ただ、唯一気を付けるべきは「カビ」です。
水の量のところでもお伝えしましたが、
豆苗の栽培で注意すべきは
水の量が多すぎて根腐れを起こすこと、
もしくは水の入れ替えを怠ってカビを
生やしてしまうことです。
花を花瓶に生けていて
数日水を取り替えないと、湿度が高い季節は
水が浸っている茎がぬめぬめと腐敗してきて
異臭が出てきます。
水だけで生きている植物は皆同じです。
豆苗も清潔な水で育ててあげないと
マメの部分にカビが生えることがあります。
特に豆苗はまた食べる目的で育てているので
毎日きれいな水に入れ替えてあげましょう。
私は浄水器の飲料用の水で育てています。
豆苗の栽培は自宅で何回できる?
豆苗の袋には2~3回可能
と書いてあった気がしますが、
私は通常1回、多くて2回育てて食べています。
1回目の栽培はスーパーで売っていた頃と
比べて8~9割の豆苗が育ちます。
ちょっとだけ細くなるイメージです。
2回目の栽培は、さらに細く繊細な茎と葉に
育ちます。
もちろんきちんと食べられるのですが、
何となく栄養も薄まっている気がするので
元々の茎と葉の元気度によって
1回、もしくは2回育てるようにしています。
まとめ
豆苗が栄養もあっておいしいなんて知らなかった!しかも安くて自分で栽培できて何度も食べられるなんて、不況下では嬉しい限り。早速スーパーで見つけようっと。
ほんとだね。いつも安い=もやしばかり注目していたけど、豆苗は栄養も豊富だしコスパも良くてレシピも多そうだから、僕も今度試してみよう!育て方も簡単でマメな人にはピッタリな野菜だね。あ、ダジャレじゃないよ…。^^;