睡眠の質は心身の健康や美容に
大きな影響を与えます。
規則正しい生活や栄養バランスの良い食事、
適度な運動が、心と体の健康と美を育む
と知っていてもなかなか思い通りにできないのが現代人。
実際に睡眠の問題で悩んでいる人が
たくさんいるようです。
睡眠障害に悩む日本人、成人の5人に1人が不眠症
睡眠で休養が十分にとれていない人は増加中
日本人の睡眠に関する調査結果が
毎年労働省から発表されています。
最新のデータである平成29年の
「国民健康・栄養調査」によると
睡眠で休養が十分にとれていない人の割合は
20.2%で、調査が始まった平成21年以降
増加しているそうです。
1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満の割合が最も高く、男性35.0%、女性33.4%である。6時間未満の者の割合は、男性36.1%、女性42.1%であり、性・年齢階級別にみると、男女とも40歳代で最も高く、それぞれ48.5%、52.4%である。ここ1ヶ月間、睡眠で休養が十分にとれていない者の割合は20.2%であり、平成21年からの推移でみると、有意に増加している。
出典:平成29年「国民健康・栄養調査」3.睡眠の状況
出典:平成29年「国民健康・栄養調査」図36 睡眠で休養が十分にとれていない者の割合の年次比較
私は毎日残業で疲れていて帰宅も遅く、
毎晩あっという間に寝てしまいます。
平日は短時間睡眠ですが、
休日予定がないときは昼過ぎまで
眠ることもあります。
寝貯めは良くないと言われますが、
疲れている時はゆっくり長時間寝ることで
心身ともに元気になります。
睡眠は心身の健康に直結する大切なことです。
眠れなくて悩んだり、
眠りが浅くて疲れが取れなかったりすると
日常生活に支障が出てきてしまいます。
睡眠で休養が取れない人の割合が増えている
という問題は予想以上に深刻なのではないかと思います。
睡眠障害とは?あなたの睡眠は大丈夫?
悩みごとやストレスを抱えていると、
ベッドに入ってからもいろいろ考えてしまい
すぐに眠れないことがあります。
心身ともに健康な人でも
たまにあることです。
でも、結局は眠れているなら
それは病気ではありません。
睡眠障害というのは、睡眠に関する様々な
症状のことで不眠症だけに限らないそうです。
以前、大学生でねむねむ病だという人に
会ったことがありますが、
夜はきちんと寝ているのに
昼間に眠気を我慢できず、
授業中にも居眠りをしてしまうようになり
初めて気付いたと言っていました。
ねむねむ病は通称で、
正式にはナルコレプシー(narcolepsy)といい
過眠症の一つだそうです。
不眠症にせよ、過眠症にせよ、
その他の症状にせよ、
原因は一つに限らないことも多いようです。
自分自身の睡眠状態と日常生活の状態を知り
自覚症状があったり、他人から何らかの
指摘があれば、早めに対処が必要です。
睡眠障害に悩んでいる人は意外と多い
厚労省のWebサイトによると
日本では、一般成人のうち約21%が不眠に悩んでおり、約15%が日中の眠気を自覚しているとの調査結果があります。こうしてみると、成人の5人に1人、つまり1500万~2000万人の人が不眠に悩んでいると推計されます。背景には、人口の高齢化、ライフスタイルの多様化、24時間社会における生活リズムの乱れ、ストレスなどがあるのかもしれません。
出典:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」睡眠障害
とのことです。
不眠症だけでこれだけ多くの人が悩んでいる
となると、その他の睡眠障害も含めると
もっとたくさんの人が睡眠について
問題を抱えていると予測されます。
できれば薬に頼らずに、
睡眠障害を解決したいですよね?
癒しの音楽でストレス解消、睡眠の質をUPする!
寝る前に心身をリラックスさせるには?
日々忙しく過ごしていると
気づかないうちに疲れがたまっているものです。
せめてその日の疲れは
その日のうちに解消しましょう!
肉体的な疲労はもちろんのこと、
精神的なストレスも疲れの一つですよ。
簡単に誰でもできる効果的な方法としては
「癒しの音楽」を聴くこと♪
寝る前にストレッチや瞑想をしながら
癒しの音楽を聴く、
眠りにつくまでのBGMとして
癒しの音楽を聴くなど
ご自身のライフスタイルに合わせて
好きなように活用できます。
アロマなどお気に入りの香りを楽しむことも
ストレスを癒す力になってくれます。
リラックスした状態で眠りにつくと
質の良い睡眠が期待できます。
長時間寝ても、眠りが浅くて疲れが取れない
場合、睡眠の質が良いといえないでしょう。
たとえ短時間でも眠りが深く、
熟睡して目覚めがスッキリしているなら
睡眠の質が良いといえます。
寝る前の時間に、癒しの音楽の力をかりて
心も体もリラックスした状態にしましょう。
人気のヒーリング音楽、リラックス音楽とα波の関係
癒しの音楽には様々な種類がありますが、
主に睡眠導入時に聴くのに人気なのは
ヒーリング音楽、リラックス音楽と
呼ばれるジャンルです。
ヒーリング音楽、リラックス音楽とセットで
よく聞くのが「α波」ですが、
α波と睡眠にはどんな関係があるのでしょうか。
α波とは脳波の一種で、8~13ヘルツの電気信号の周波数帯の脳波のことを指します。
α波の多くはリラックスした時や、目をつぶった時・眠りかけのまどろんでいる時に多く発生します。
α波を多く発生させることが出来ると、リラックスした状態になり安眠がしやすくなると言われています。
そのため、前述したような「α波の音楽」「α波の枕」などが、癒しのグッズとしてもてはやされるのです。
出典:癒しのサロン『LightCrew』α波とは?
α波の癒しの音楽が睡眠導入に用いられる
理由がわかりましたね。
このようにα波のヒーリング音楽や
リラックス音楽のCDはたくさんあります。
癒しの音楽を専門に扱っているショップでは
オルゴール、自然の音、ピアノなど
様々な種類の癒しの音楽が紹介されていて
どれも魅力的に感じます。
最近ではYouTubeにも癒しの音楽が多数
アップロードされているので、
自分のお気に入りの音楽を見つけてみるのはいかがでしょうか。
θ波の癒しの音楽も!?脳波と睡眠の関係は?
癒しの音楽で睡眠用を探すと
α波のものが圧倒的に多いのですが、
たまにθ波のものもあります。
また脳波?
一体脳波と睡眠には
どのような関係があるのでしょうか。
θ波は、周波数が4~7Hzの状態です。θ波が出ていると、ひらめきが起こったり、記憶力が上がる状態になっています。まどろんでいる時にθ波が出ていますので、ベットに入って寝る間際や朝に目が覚めてぼんやりしている時にひらめきが起こりやすい状態になっています。この時間を活用することで、新しいアイディアが生まれるかもしれません。
脳波の分類から、入眠する際の脳波は、β波、α波、θ波、δ波という順番になりますね。布団に入って目を閉じると、体がリラックスしてきて脳波がα波になってきます。そこから、ぼんやりして意識が薄らいでくるとθ波となり、睡眠が深くなってくるとδ波になっているのです。
出典:RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL 睡眠資格取得検定講座
世の中は波動でできていると言いますが、
詳しく知るとおもしろいですね。
心と体がリラックスするとα波が出てきて、
うとうと眠りに入る頃にはθ波が出てきて
ぐっすり熟睡するとδ波を出すというのが
心身ともに健康な脳波のサイクルなんですね。
癒しの音楽はあくまで手段ですが、
睡眠の質を向上させる役に立ちそうです。
音楽の持つ癒しの力を上手に活用して
睡眠の悩みを解決し、
毎日元気に楽しくイキイキと過ごせるように
心と体の健康と美を維持していきましょう♪
まとめ
予想以上に、睡眠障害を抱えている人が多くて驚いたなぁ。
ホントね。私は不眠症じゃないけど、癒しの音楽は好きでよく聞いているわ。寝る前にストレッチしながら聴くと、ぐっすり眠れておススメよ。
睡眠にも質があるなんて考えていなかった。でも、脳波と睡眠が関係あるのは納得!僕も疲れたときは癒しの音楽を聴いてみるよ。