熊に遭遇した時の対処法は?冬眠前、秋の行楽シーズンは特に危険!?

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熊に遭遇?

そんなこと私にはあり得ない!
と思っている人も多いかもしれませんが、
最近ではそうとも言い切れません。

秋の行楽シーズンに
山や森林に出かける人も多いでしょう。

山のふもとの民家でも
熊が目撃されていますから、

熊と遭遇したときの対処法を
知っておいた方が
身のためかもしれません。

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熊に遭遇する可能性は確実に増えている

くまのキャラクターと野生の熊は違う

クマは昔から人間に愛されてきた動物です。

テディベアをはじめ、ぬいぐるみとしては
最強の人気を誇り、

世界中の子どもから大人まで
キャラクターのクマが好きな人は多いでしょう。

日本で人気があるクマといえば
「リラックマ」や「くまモン」です。

カワイイゆるキャラとして
確固たる地位を確立していて、

文房具やタオルなどのグッズはもちろんのこと、最近ではトイレットペーパーやジュエリーに至るまで

ありとあらゆる商品とタイアップしていますので、身近な動物として親近感を持つ人も多いはずです。

熊に遭遇する可能性はゼロではない。新世代クマに要注意!

しかし、10年位前からでしょうか。

ここ数年は特に、そんな人気者の一面とは
かけ離れた怖いニュースが次々と起き、
日本全国を震撼させています。

野生の熊に遭遇した人々が、
襲われて命を失う
という
ショッキングなニュースです。

以前は野生の熊と遭遇する機会など
めったにありませんでした。

それが今ではどんな人も
熊に遭遇する機会がないとは言い切れません。

地球温暖化で異常気象が日常となり、
自然の生態系も激しく変化しています。

山で暮らす熊たちの生活にも
変化が訪れているのです。

人の姿を見ても怖がらない熊が増えました。
「新世代クマ」と呼ばれるくまたちです。

怖がらないだけならいいのですが、
「人=食べ物」とみなす
新世代クマこそ危険です。

堂々と道路を横切ったり、
民家の庭先にまでエサを求めて降りて来る
熊たちの姿が多数目撃されています。

新世代クマは子供の頃、
母熊に連れられて人里まで降りてきて
人家や畑でエサをあさり、

人間に脅されたり殺されることなく
山に帰ることができた経験を持っています。

ですから、人里=餌がある場所と認識しています。

最近は過疎化が進み、山のふもとの住宅地はひっそりと落ち着いた場所が多く、

本来臆病な性格のクマも怖がる必要がないため平気で住宅地を歩くようになったようです。

熊に遭遇した際の動画なども
検索すれば多数見つかります。

うわっ、マジ怖い!

車の中でも相当怖いのに、
何の防御もないまま

万が一、野生の熊に遭遇したら
どう対処すべきでしょうか。

ハンターの人でもこの緊迫感です。

一般人の私たちは一体どうしたらいいの?

熊についてどれだけ知っている?

熊の生息地ってどこ?

特に行楽シーズンに山に出かける人は
熊の生息地を知っておく方がよいでしょう。

自分の行く山にくまが住んでいなければ
熊と遭遇する危険性はありません。

動物の分布地域を調べるのは大変なようで
最新情報は2014年のものでした。

クマ分布域、全国的に拡大 ヒト生活域に迫る地区も 10年ぶり調査 ブナの実凶作の今年は大量出没の恐れ(1/3ページ)
 ツキノワグマの大量出没が懸念される中、クマの分布域が平成15年から10年間に北海道や本州で拡大したことが、クマ研究者らでつくる日本クマネットワーク(JBN)…

産経ニュースの記事によると、
日本におけるクマの生息地は北海道から本州の広範囲にわたりますが、

九州ではしばらく目撃されておらず、
絶滅したとみられているようです。

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こちらの記事の情報源は
「日本クマネットワーク」なので、信頼できそうです。

日本クマネットワークは、日本における人間とクマ類との共存をはかるために作られたNGOです。クマに関する情報の共有、クマの保護や被害防止などに関する問題提起、地域の活動支援などを行っています。クマの研究者のみならず、自然保護活動家や国や地方の行政関係者、学生や主婦の方など、クマに興味のある様々な方が参加しています。

日本クマネットワーク(Japan Bear Network)の公式サイトは写真も美しく、
クマという動物への大きな愛が感じられて素敵です。

日本クマネットワーク|ヒグマ・ツキノワグマ
日本における人間とクマ類との共存をはかるために作られたNGO「日本クマネットワーク」のホームページです。

熊と人間の共存を目指し、
人身事故を防ぐための活動にも熱心です。

JBNによると、現在四国のツキノワグマが
絶滅の危機にあるようです。

四国のツキノワグマ保全プロジェクトも
応援したくなりました。

日本に生息している熊は2種類

日本には北海道に住むヒグマ
ヒグマ
ももん2さんによる写真ACからの写真

本州に住むツキノワグマ
ツキノワグマ
nasuka16さんによる写真ACからの写真

2種類が生息しています。

ヒグマとツキノワグマの違いは
こちらの対照表がとてもわかりやすいです。

熊たちの生態から知る遭遇する危険性が高い時期

冬ごもりは、ヒグマ・ツキノワグマともに
早くて11月下旬、12月には穴入。
穴出は3月下旬~4月末とのこと。

特に冬眠前の秋は栄養をたっぷり蓄えようとしますから、エサを求めて人里に降りて来る可能性が高いと言えるでしょう。

秋の行楽シーズンは人間も
登山、山菜やキノコ狩りなど山に行く機会も増えるので、

遭遇する危険性が高くなり、注意が必要ですね。

また、発情期はヒグマ・ツキノワグマともに
5月下旬~7月上旬だそうです。

この時期は穏やかな性格のくまたちも
気が立っていることが多いので

遭遇したら襲いかかってくる危険性が高い
と言われます。

特にくまたちが食事中は要注意です!

熊に遭遇したらどう対処すべきか?

熊と遭遇したときにしてはいけない行動

1. 死んだふりをする

熊は死体も食べる動物です。横たわって動かないと死体だと間違われて襲われるかもしれません。

2. 走って逃げる

特に背中を向けて逃げると、熊の”獲物を追う”という本能をくすぐり追いかけてきます。しかも熊は見かけによらず走るのが速いので危険です。

3. 大声で叫ぶ・悲鳴をあげる

熊は本来怖がりな性格です。ツキノワグマより獰猛だと言われるヒグマでも、突然大きな声を聞くと驚いて襲われてしまうかもしれません。

4. 棒などで追い払おうとする

熊を挑発してしまいます。どんなに怖くてもジタバタしないことです。尖ったもので熊のTゾーンを狙うと良いという説もありますが、そんな至近距離で立ち向かう勇気があれば…。普通の人は試さない方が身のためです。

5. カメラを向ける

熊との距離が遠いから大丈夫だろうと考えてカメラにおさめようとすると危険です。フラッシュの光やシャッター音などに驚いて襲ってくるかもしれません。

6. 木に登る

木に登った方が良いという説もありますが、普通の人が木に登る速さと熊が木に登る速さを考えると、あっという間に追いつかれて引きずり降ろされる危険の方が大きいでしょう。

最新のくま対策!熊除けに有効なのは?

北海道に生息するヒグマが
人を襲ったニュースは
以前から耳にすることもありましたが、

ここ数年話題にあがっているのは、
本州や四国に生息するツキノワグマが
人を襲ったニュースです。

以前は熊除けとして鈴を身に付けると良いとされていました。

しかし、熊除けの鈴を身に付けていた人が
クマに襲われて命を失うニュースもありました。

熊除けの鈴のせいで
熊に居場所を知らせてしまった
という見方もあるようです。

最近一番有効な熊除けは
熊除けスプレーだと言われています。

登山やハイキングの時に
せっかくクマよけスプレーを持参したのに
リュックの中なんて意味がない!

とっさの時にすぐに使えるように
ショルダーにできる便利な
熊除けスプレーホルダーも必須ですよ。

まとめ

熊に遭遇したときの対処法

少し古いですが、環境庁から発行された資料
『クマに注意!-思わぬ事故をさけよう-』
はシンプルで基本的な知識が得られます。

ヒグマに遭遇した時の対処法は
こちらを参考に!

出会った時は|知床財団
知床財団『出会った時は』についての情報です。

ツキノワグマに遭遇した時の対処法は
こちらを参考に!

クマ対策
熊,クマ,ツキノワグマ,対策

秋の行楽シーズンに限らず、冬以外は
熊に遭遇する危険性があります。

お出かけ前にはクマ対策を万全に!

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