年賀状をやめたいなぁ~と考えている人は
多いものの、
実際に実行に移せない人が多い理由は
何と伝えたらよいかわからない
ということではないでしょうか。
「めんどくさい」なんていう本音を伝える
訳に行かないし…と悩んでいるうちに、
タイムリミットが迫ってきて
結局今年も年賀状印刷を注文してしまった
という人も多いはず。
特に目上の方には失礼にならないように
年賀状をやめる旨を伝えたいですよね。
実は私自身、2シーズン前に
年賀状をきっぱりやめました。
参考にした文例をいくつかご紹介しますので
ご自身らしくアレンジしてお使いください。
また、いつ辞退の挨拶を送ったらよいか、
ラインやメールでお伝えしてもよいか等も
お伝えしますので参考にしてください。
年賀状をやめるかどうか迷っているならやめると決める!
年賀状をやめたい理由は?年賀状をやめる人が急増しているのはなぜ?
年賀状の文化は日本の伝統行事の一つで
新年の挨拶として、長い間
当たり前の文化として根付いてきました。
しかし、平成に入ってから変化が起き
少しずつ年賀状を出さなくなる人も
増えてきました。
個人情報保護法により、会社で個人の住所を
社内でも知られないようにしたことも
大きな影響だと考えられます。
年号も令和になり、今後ますます年賀状を
出さない人は増えると予測されます。
年賀状をやめる人が増えている=
同じ気持ちの人が多いということでは?
私自身が年賀状をやめたくなったのは、
身内に不幸が続いて、
喪中はがきを出す年と年賀状を出す年が
交互に数回続いたため
相手からの年賀状が喪中に届いたり、
年賀状を出した年は返事が来なかったり
行き違いが出てきてしまったこと。
相手にも喪中や引っ越し等
いろいろなことが発生するので、
喪中はがきや住所移転ハガキなどの管理も
手間がかかります。
また、特に年末は仕事が忙しく
年賀状は12月の中旬に殴り書きと言っても
過言ではないほどのスピードで
なかば義務感だけで出しているような
状態になってしまい、
心がこもっていない年賀状を書くことに
罪悪感があったからです。
もともと私は絵や文章を書くことが好きで
ひとりひとり丁寧に、相手に合わせて
イラストや文章を書いて送っていました。
ですから、社会人になって多忙になり
デザインは印刷会社に注文するようにしてからも、
宛名だけは手書き派を貫き、
必ずコメントを書くようにしていたのですが、
年賀状をやめる数年前からは
宛名印刷もすべて印刷屋さんに任せていて
年賀状を出す意味が薄れたと感じていました。
当然ですが、年賀状印刷にはお金がかかります。
人によって出す枚数は異なりますが、
それなりにカラーで一般的な図柄なら
印刷代と年賀状代で数千円~万円はかかるでしょう。
早割などを利用したとしても
年末にはそれなりの負担になりますよね。
おそらく、年賀状をやめたいと感じている人
は私と同じような理由だと思います。
つまりお互い様です!
みんな年賀状に対してだいたい同じような
気持ちを抱いているので、
年賀状をやめる旨の挨拶を送っても
理解してもらえます。
年賀状をやめるのは失礼じゃないか?相手にどう思われるか不安?
上記に挙げたように、さまざまな理由で
年賀状をやめたいと思っている人は
たくさんいると思われます。
しかし、実際に年賀状をやめるとなると
- どのように伝えてよいかわからない
- 年賀状をやめるのは目上の人やお世話になった人に失礼じゃないか
- 年賀状をやめて相手に礼儀のない人だと思われたくない
など、その人なりの葛藤が生まれて
悩んでしまい、タイミングを逃してしまうのではないでしょうか。
私自身は転校した経験があるので、
地方の昔お世話になった先生や昔の友達と
年賀状だけでつながっている人がたくさんいました。
だから、昔お世話になった方や昔の友達と
縁が切れてしまうようで心が痛みましたが、
1年に1回だけの近況報告で
今後会う予定があるかないかもわからない
ことを考えると、
年賀状をやめてもいいのではないか、と
自分を納得させることにしました。
きちんと年賀状をやめる挨拶をすれば
無礼にはなりません。
これまでのご縁に感謝をお伝えすれば、
そこで縁が切れても問題ないでしょう。
ご縁がある人とは、また何かの機会が
あれば必ず会うことができます。
「年賀状をやめたい」という気持ちと、
「年賀状だけでもいいから
相手とつながっていたい」という気持ちの
どちらが強いか、
それは自分の気持ち次第です。
年賀状をやめるときの文例は挨拶のタイミングによって数パターン
年賀状をやめる旨を伝える挨拶はいつ送る?年賀状をやめるタイミングは?
年賀状をやめる時の文例は
挨拶を送るタイミングで3パターンに分かれます。
- 11月中に事前に次の年賀状からやめることを伝える
- 年賀状の本文中で翌年から年賀状をやめることを伝える
- 年賀状を出さずに、1月に年賀状をもらった人へお礼と年賀状をやめる旨伝える
私が年賀状をやめるきっかけになったのは
以前の上司2名から、
年賀状をやめることを知らせる連絡を
もらったことです。
一人は1のパターンで、
11月末にクリスマースカードをいただき、
そこに年賀状をやめることが書かれていました。
もう一人は2のパターンで、
年賀状の本文に来年の年賀状からやめることが書かれていました。
そして、私自身は3のパターンで
年賀状を出さずに、お礼のハガキを出し
年賀状をやめることを伝えました。
年賀状をやめるきっかけを長寿祝いのタイミングに合わせる
私の元上司は2人とも、
70歳の古希、60歳の還暦のタイミングで
年賀状を卒業するということでした。
なるほど~!
年賀状はこんな風にやめるのもありなんだ!
と妙に納得し、
全く関係ない年代の自分も真似しようと
決意しました。
59歳以上の方は、
還暦/古希/喜寿/傘寿/米寿/卒寿/白寿の
タイミングを節目にするのはいかがでしょう?
年賀状じまい?年賀状卒業?年賀状をやめる表現はひとそれぞれ
最近は高齢者の方が終活の一つとして
年賀状をやめる傾向もあり、
「年賀状じまい」という言葉も生まれたようです。
個人的には「店じまい」みたいで
物悲しい雰囲気が漂うので
あまり好きではない表現ですね。
日本は高齢者社会です。
4人に1人は高齢者の時代は直前に迫っていて
健康面以外で年齢を気にする必要ありません。
年齢に関わらず、心がけ次第で
人は誰でも輝き続けられる時代です。
私の元上司は「年賀状を卒業する」という
表現を使っていて、私はとても気に入り
それを真似っこしました。
卒業は門出です。
また新たなチャレンジへの旅立ちです。
人それぞれ年代に関わらず
年賀状を卒業するのは個人の自由です。
ネガティブ感情ではなく、ポジティブ感情で
年賀状を卒業できたらいいですよね。
年齢を理由に出来ない場合は、年賀状をやめる理由をどうしたらよい?
59歳以下の人は、年賀状をやめる
説明になる理由が難しいですよね。
例えば、会社員を辞めて起業するなどの
きっかけがあれば、
定年ではなく自己都合退職でも
「会社の退職を機に」と書けますが、
起業するなら逆にこれまでの人間関係を
大切にしておいた方がよい場合もあるかも
しれないので微妙なところです。
たいてい年齢を理由にできない人は
「めんどくさい」「忙しくて時間がない」
「お金がかかる」いうのがメインの理由
ではないでしょうか。
直接的に「年賀状は面倒なのでやめます」
とは言えないものの、
時代の移り変わりを利用して
アナログ⇒デジタル化を理由にしたり、
周りで年賀状のやり取りが減ったため
自分もそれにならいますとか、
忙しくて丁寧な年賀状の挨拶ができず
かえって無礼なのでとか、
何とか間接的に理由を挙げて
誠意を込めて書けばよいと思います。
これまでも親しい人に
送っていた年賀状だと思うので、
「一身上の都合により」というのは
避けた方がよいのではないでしょうか。
もらった相手も仕事じゃないのに
何だか退職届をもらったようで
寂しく感じると思います。
本当に退職を機に年賀状をやめる場合は
退職の挨拶状に一言添えてもよいでしょう。
年賀状をやめる連絡は「どなた様にも」「皆さまに」と明記すること
年賀状をやめる連絡をしたときの
相手の捉え方は人それぞれで
私たちがそのことを考えても意味がありません。
しかし、人によっては
「私だけに年賀状くれなくなるの?」
「何か悪いことしたのかな?」と心配する人もいるようです。
ですから、誤解のないように
年賀状をやめるのはあなただけではなく
全員に対してだということを知らせるため、
「どなた様にも」「皆さまに」
という言葉を必ず含めておくようにしましょう。
年賀状をやめることを事前に伝える場合の文例
年賀状をやめることを事前に伝える場合のポイントと注意点
【ポイント】
- 11月中には必ずお知らせする
- 次の年賀状は出さない
- クリスマスカードを代用しても可
年賀状を出さずに、
通常のハガキやクリスマスカードなどで
挨拶する場合の文章は以下の順番です。
- 季節の挨拶&相手の様子を伺う
- 日頃お世話になっていることへの挨拶、ご無沙汰していることへのお詫び
- 年賀状をやめることを伝える
- 理由
- 今後の挨拶
- 締めの挨拶
相手の方が年賀状を書く前には
届くように早めにお伝えしましょう。
適宜表現や内容はご自身のお好きなように
変えてください。
順番と内容が間違っていなければ問題ありません。
年賀状をやめることを事前に伝える場合の文例
日に日に寒さが身に染みる季節となりましたが、お元気でいらっしゃいますか
○○では大変お世話になりまして
ありがとうございました
すっかり御無沙汰しており申し訳ございません
この度は突然のご報告で恐縮ですが、
本年還暦を迎えましたことを区切りとして
みなさまへの新年のご挨拶を卒業させていただくことにいたしました
誠に勝手ながら、ご無礼をお許しいただけますようお願いいたします
電話番号やメールアドレス等は
これまでと変更ございません
今後とも変わらぬお付き合いの程どうぞよろしくお願いいたします
みなさまにとって来年が良い年となるよう
ご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします
向寒のみぎり、風邪など召されぬようご自愛ください
年賀状をやめることを年賀状本文で伝える場合の文例
年賀状をやめることを年賀状本文で伝える場合のポイントと注意点
【ポイント】
- 年賀状の本文を定型文ではないものに変更して印刷をする
- 年賀状の準備は必要
- 喪中の相手には寒中はがきで対応
ご自身でパソコンを使い、年賀状の文章を
作成して印刷できる人はそうしてください。
印刷会社に頼む場合は、定型文は使えない
ので、追加料金を払って文面を自由形式に
変えてもらう必要があります。
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字数によっては追加料金が高くなるので
注意してください。
早割などを使う予定の場合は、
早めに文章を考えて
注文するようにしましょう。
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- 新年の挨拶
- 旧年中お世話になったお礼
- 年賀状をやめることを伝える
- 理由
- 今後の挨拶
- 締めの挨拶
適宜表現や内容はご自身のお好きなように
変えてください。
順番と内容が間違っていなければ問題ありません。
年賀状をやめることを年賀状本文で伝える場合の文例
謹んで新年のお喜びを申し上げます
旧年中は大変お世話になりまして
誠にありがとうございました
定年後自由な生活を楽しんでおりますが、
私も高齢となり、手足の衰えを感じるようになりました
つきましては誠に勝手ながら、
本年を持ちましてどなた様へも新年のご挨拶状を最後とさせていただくことにいたしました
今後は電話やメールにて近況報告をさせていただけますと幸いです
本年も皆さまお元気で過ごされますようお祈りいたします
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます
年賀状をやめることを年賀状をもらった後にハガキで伝える場合の文例
年賀状をやめることを年賀状をもらった後にハガキで伝える場合のポイントと注意点
【ポイント】
- 寒中見舞いと呼ぶかは不明だが、次期は寒中見舞いに従う
- 自分が喪中の場合はできれば避け、次回のチャンスに1か2のパターンで
- どのようなハガキで出すかは自由
こちらのパターンの場合は、
PCを用いて自分で印刷するか
手書きになると思います。
私は相手の好きそうな写真のポストカードを
購入して、記念切手を貼り
手書きで書いて送りました。
正直年賀状印刷より高くなりましたが、
最後の挨拶なので納得の上です。
年明けというと寒中見舞いを連想しますが、
そもそも寒中見舞いは相手か自分が喪中の時
のやり取りになると思うので、
年賀状をやめる挨拶=寒中見舞いにはならないはずです。
ただ、ハガキをお送りする時期としては
1月7日(松の内)が明けてから
2月4日(立春)までという
寒中見舞いと同時期とし、
できれば1月中旬から遅くとも1月下旬には
送るようにしたいですね。
個人的には、自分が喪中で年賀状を遠慮した
年に次から年賀状をやめると伝えるのは
どうかと思うので、
喪が明けてから1か2のパターンで
改めて伝える方が礼儀にかなっていると考えます。
下記は喪中が絡まなかった場合の想定です。
- 新年の挨拶&旧年中お世話になったお礼
- 年賀状のお礼&年賀状を送らなかったお詫び
- 年賀状をやめることを伝える
- 理由
- 今後の挨拶
- 締めの挨拶
適宜表現や内容はご自身のお好きなように
変えてください。
順番と内容が間違っていなければ問題ありません。
年賀状をやめることを年賀状をもらった後にハガキで伝える場合の文例
新年明けましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になりまして
ありがとうございました
丁寧なお年賀状をいただきながら
ご挨拶が遅れまして大変失礼いたしました
誠に勝手なら本年より
どなた様にも年賀状による新年のご挨拶を
控えさせていただくことにいたしました
年々仕事が忙しいのを言い訳に
年賀状の準備が疎かとなり
丁寧なご挨拶ができておらず
心苦しく思っておりました
つきましては大変恐縮ではございますが
年賀状を卒業させていただき
今後はメールやLINEにてお付き合いさせていただけたらと存じます
大変ご無礼なお願いで申し訳ございませんがご理解ご了承いただけますと幸いです
本年も皆さまにとって良い年となりますよう心よりお祈り申し上げます
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
年賀状をやめる連絡はラインやメールで行っても失礼ではない?
年賀状をやめる連絡をメールやLINEで
済ませたい人も多いかもしれませんね。
結論から言うと、
目上の方に対しては失礼です。
年賀状を出す出さないは個人の自由です。
友達からもらっても
返事を出さない主義の人もいます。
本当に個人によって考え方や捉え方が
異なりますので、
相手にどう思われるかを考えても仕方がありません。
ただ、上司や先生など目上の方には
礼儀をもってきちんとハガキで連絡した方がよいでしょう。
友達に対しては相手に合わせて
ラインやメールで連絡するのも有りだと
思います。
友達の価値観や考え方を知っているなら
どうやって年賀状をやめる連絡をしたら
ベストかおのずとわかるはずです。
よくわからない場合は、
やはり上記3パターンのどれかで
書状をもって連絡するのがよいでしょう。
なぜなら、相手もこれまで毎年年賀状を
送ってきてくれている訳ですから、
(たとえ本音ではイヤイヤだったとしても)
年賀状を送ることに多少なりとも価値を
置いているのです。
ですから最後のご挨拶はラインやメールで
楽に済ませるのではなく、
きちんと手間をかけて
ハガキでもって伝えるのがマナーでは
ないでしょうか。
令和になって年賀状をやめる人も
増えるでしょう。
年賀状をやめたいと考えているなら、
今すぐ実行してください。
年賀状をやめたとしても、
これまで大切にしてきた人間関係は
そう簡単に壊れませんよ。
まとめ
年賀状をやめる時は上司とか気を遣うよね。僕の会社は今どき珍しく上下関係が厳しいから、文例があってもやめる勇気がでないなぁ。
あら、そうなの?私は年賀状は出さない派なので、やめるかどうか迷う必要もないわ。年賀状は出世なんかに関係ないわよ。やめたいなら上司にだけ失礼のないように文例を参考に年賀状やめます連絡しちゃえば?友達はラインかメールでいいんじゃない?
そうだよね。若いとなかなか年賀状をやめるきっかけがないけど、友達との連絡はLINE中心だし、上司にだけ失礼がないように文例集を参考にして年賀状やめる宣言しちゃおうっと!